メディアへの原稿掲載
活動報告
平成21年4月1日、奈良地裁に1名の原告が提訴しました。原告のKさんは、知的の障害をお持ちの52歳の男性(療育手帳A)、他にてんかんや、無呼吸症候群、適応障害などの神経系・精神系の障害をお持ちの方です。 Kさんが提訴に踏み切ったのは、一つは紙漉の名刺づくりや豆腐の移動販売等で一生懸命働いているのに、なぜそれに利用料を払わなければならないのかという疑問があったからだと言います。また利用料を取られるせいで、仕事に来なくなった仲間がかわいそうと話しています。Kさんの背後には、同じ思いの障害者がきっとたくさんいるでしょう。これからの裁判では、そういった無数の人の声を集めて、おおきな力に束ねていきたいと考えています。障害者が平等に社会参加できる権利を勝ち取れるように、これから他の地域の弁護団と連携しつつ裁判をすすめていきたいと思います。