地方弁護団の活動報告 >
大阪
第4回口頭弁論が開かれました。
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第3回口頭弁論が開かれました。
<第3回口頭弁論>
2009年6月25日午前11時から大阪地方裁判所202号法廷で、第3回口頭弁論が開かれました。
今回も傍聴席は満員でした。
今回の期日から第2次原告5人が第1次原告と一緒に審理されることになりました。
第2次原告に関して、原告の訴状及び被告の答弁書が陳述されました。
第1次原告に関して、原告の第2準備書面及び第3準備書面が陳述されました。
続いて、第1次原告金澤さんと第2次原告堀口さんとが意見陳述をしました。
(1)原告金澤さん
自立支援法が障害者の「社会参加と平等」の道が大きく後戻りさせたこと、利用者負担により、携帯電話代やインターネット等生活や社会参加を支える必需
品の負担が家計を圧迫していること、家族からの自立からは程遠い現状、自宅で暮らせなくなったときの不安などをお話していただき、裁判所に対して、全国の障害者、家族、関係者がこの裁判に託した熱い思いをくみ取ったうえで公正な判断をするように訴えていただきました。
(2)原告堀口さん
堀口さんの現在の生活状況、堀口さんの生活スタイルに合わせてヘルパーを利用できず、いつも国が勝手に決めた時間を気にしながらの生活を送らなければならないことにイライラしている状況などをお話頂き、裁判官に対して、よく考えて判決するように力強く訴えていただきました。
おふたりの意見陳述は、大変すばらしいものでした。
続いて、高江俊名弁護士から提出した第3準備書面の内容の要旨をパワーポイントを用いながら、説明しました。
憲法が定める基本的人権の不可分性、障害のある人の基本的人権保障を謳った障害者基本法の基本的理念、支援法がその基本的理念に則って制定されたことの異議について主張し、憲法13条や14条に関する被告らの主張の不当性を明らかにしました。
<報告集会>
続いて、午後12時から大阪弁護士会で、報告集会を行いました。
高江弁護士から裁判期日の報告をしました。
その後、金澤さんと堀口さんに意見陳述をした感想等をお話していただきました。
続いて、支援者の方から淀屋橋で宣伝活動をした報告をしていただきました。「覚悟して応援していきたい」との力強いお言葉を頂きました。
多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
<今後の期日>
第4回:8月25日午前11時~
第5回:10月15日午前11時~
第6回:12月17日午前11時~
午後12時からは、今回同様、報告集会を予定しております。
多くの方のご参加お待ちしております。 |
第2回口頭弁論が開かれました。
<第2回口頭弁論>
2009年4月28日午前11時から大阪地方裁判所202号法廷で、第2回口頭弁論が開かれました。
今回も傍聴席は満員でした。
最初に原告及び被告の第1準備書面が陳述されました。
続いて、原告土屋さんと原告ひだかさんのお母さんとが意見陳述をしました。
(1)原告土屋さん
ヘルパーさんなしでは生活が成り立っていかない状況、ヘルパーを利用できる時間数がかなり少ないため、社会活動や習い事をすることができない状況や利用者負担が経
済的にかなり負担となっている状況をお話いただき、国がその責任を回避して障害者個人に1割負担を課すことは間違っていることを力強く訴えていただきました。
(2)原告ひだかさんのお母さん
ひだかさんの現在の生活状況、ご両親のひだかさんを育てながら共働きを続けるためのご苦労をお話頂き、ひだかさんの「健康で文化的な最低限度の生活」を支えるため
のものに利用料を負担させられることのおかしさや軽減策ができ、負担が少額になっても、たとえ1円になってもやはり利用料を負担させられ、徴収される制度に変わりがな
いことを語っていただきました。
おふたりともの意見陳述は、すばらしく、思わず、意見陳述の後に、拍手をしてしまいそうになりました。
続いて、井上雅人弁護士から提出した第1準備書面の内容の要旨をパワーポイントを用いながら、説明しました。
本訴訟でよって立つべき自立観の説明をし、国際的流れも国内的流れもその自立観に基づいてきていたにもかかわらず、障害者自立支援法が導入した利用者負担制度がそ
の流れに逆行するものとなっており、利用者負担が障害者の「自立」を阻んでいると主張しました。
<報告集会>
続いて、午後12時から大阪弁護士会で、報告集会を行いました。
辻川圭乃弁護士から裁判期日の報告をしました。
その後、ひだかさんと土屋さんに意見陳述をした感想や意見陳述では言い切れなかった思いをお話していただきました。
続いて、奈良の自立支援法の弁護団の佐々木育子弁護士に傍聴した感想をお話頂きました。奈良の原告の拡充を図っていきたいともおっしゃっていました。
支援者の方から「当事者の発言は裁判官の心を打つ」「原告になることができない人や家族の訴えもバックアップしていきたい」「目に見える形の訴訟運動を続けて欲しい」との感想も頂きました。
今回も多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
<今後の期日>
第3回:6月25日午前11時~
第4回:8月25日午前11時~
午後12時からは、今回同様、報告集会を予定しております。
多くの方のご参加お待ちしております。
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大阪第2次原告6人提訴
自立支援法施行後丸3年となる今日、大阪では、午前11時に、第2次原告として、6人が提訴しました。
午前11時15分から記者会見が行われ、高江弁護士の報告から始まりました。
続いて、第2次原告6人がそれぞれの立場で、利用者負担のおかしさやその他の支援法のおかしさを語
ってくれました。原告の方たちが自立支援法になってから、「権利を奪われている気がしてならない」「生
き甲斐すら奪われている」と発言されたことは、とても重いものがありました。
その後、支援者の方の司会の下、報告集会を開きました。
支援者の方も大勢参加していただき、多くのマスコミも取材にきてくれ、第1次提訴と同じくらい盛り上がり
ました。
これからさらに、第3次、第4次と盛り上がって行きたいと思っています。
今後も多くの方にご支援をいただけますよう、よろしくお願い致します。
早速ですが、
障害者自立支援法訴訟の勝利をめざす大阪の会「結成のつどい!!」が
4月4日(土)午後2時から午後4時 北区民センターホール
であります。
奮ってご参加ください。
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大阪で第1回口頭弁論が開かれました。
<第1回口頭弁論>
2009年2月1日午前11時から大阪地方裁判所202号法廷で、第1回口頭弁論が開かれました。
傍聴希望者は、定員を超え、抽選となりました。
大阪では、5人の意見陳述を行いました。
順番は、(1)大阪弁護団代表辻川弁護士(2)原告松田さん(3)原告大江さん(4)原告大江さんのお母さん(5)全国弁護団代表竹下弁護士でした。
(1)辻川弁護士
①この訴訟で何を求めるのか②なぜ利用者負担がいけないのかをパワーポイントを使って説明しました。
傍聴した方から「とてもわかりやすかった」との感想を頂きました。
(2)原告松田さん
「健常者が普通に、当たり前にしていることに対して、たまたま障害者に生まれたというだけの理由で特別にお金を払わなければならないことがどう考えてもおかしい」とご自身の生活状況も交えて語ってくれました。
(3)原告大江さん
「お金をもらいたいから働きに行っているのに、利用料を払わなければならないことに納得できない」「利用者負担には絶対反対だ」と力強く訴えてくれました。
原告お二人ともとても緊張したとのことですが、法廷に集まった人たち全員の心に響くすばらしいものだったと思います。ちょっと厳しい訟務検事の心にも必ずや響いたことでしょう。
(4)原告大江さんのお母さん
原告大江さんの経済状況等を説明しながら利用者負担の問題性を語ってくれました。
(5)竹下弁護士
①障害者自立支援法が障害者の社会参加を自粛させ、阻害する内容となっていること②その問題性は立法過程で既に明らかになっていたこと ③障害者が障害があっても人間らしく生きたいと強く願っていることを理解したうえで、判断してほしいこと等を熱く訴えました。
<報告集会>
続いて、午後12時から大阪弁護士会で、報告集会を行いました。
第1次原告の方や第2次原告の方から第1回口頭弁論の感想をお話してもらいました。「頑張っていこう」という思いを強くされたようでした。
会場からも支援者の方、労働組合所属の方や学生の方などいろいろな方からいろいろなご意見を頂きました。
その中には、「物足りなかった。もっと国の代理人と激論をたたかわして欲しい。」とのご意見もありました。傍聴に来ていただいた方のために今後、少しいろいろな工夫が必要なのかなと思いました。
裁判傍聴と集会への参加人数は、合計で200人を超えたとのことです。ありがとうございました。
<今後の期日>
第2回:4月28日午前11時~
第3回:6月25日午前11時~
午後12時からは、今回同様、報告集会を予定しております。
多くの方のご参加お待ちしております。
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1月9日に訴訟提起報告会をしました。
平成21年1月9日に平成20年10月31日に提起した訴訟の報告会をしました。
多くの方に参加していただき、会場がいっぱいになりました。
そのような中、5人の原告やその家族が訴訟にかける熱い思いを語ってくれました。
また、第2陣として、4月1日に訴訟を提起する原告予定者も提訴に向けての熱い思いを語ってくれました。
支援者の方々からも暖かいお言葉を頂きました。
原告や支援者の方々と力を合わせて、裁判で闘っていかなければ!!と改めて思ういい報告会になりました。
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大阪第1次訴訟 第1回口頭弁論期日決定
平成20年10月31日,第1陣となる原告29名が全国8地裁に一斉に訴訟を提訴しました。 大阪では,原告5名が大阪地方裁判所に訴訟を提起しています。 係属部:大阪地方裁判所 第7民事部 合議3C係 第1回口頭弁論期日:平成21年2月10日火曜日午前11時 202号法廷(大法廷) 大阪弁護団では,当日の午後12時から,大阪弁護士会館にて,1時間ほどの報告集会を予定しています。ふるってご参加ください。 |
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