第1回弁論期日の報告

2009/04/20 20:49 に 広島弁護団 が投稿   [ 2009/04/20 21:04 に更新しました ]

1 第1回弁論期日
 平成21年2月5日午後1時半より広島地方裁判所にて、法廷に入りきらない多くの支援者が見守る中、第1回弁論期日が開催されました。
 弁論では意見陳述を、(1)原告のAさん夫妻、(2)石口弁護士、(3)紅山弁護士、(4)全国弁護団長竹下弁護士の順で行いました。

(1) 原告のAさん夫妻は、障害者自立支援法の一番の問題点は応益負担にあり、「障害のある人が人間として生きること」を否定されているようで、悲しみとともに大きな怒りがこみ上げてくること、Aさんは、毎日地域にある作業所に通勤し仕事をして、月1万円にも満たない給料を貰っているが、仲間と集える喜びを求めて頑張っていることも益と捉えて利用料負担を課す自立支援法には問題があり矛盾していることを力強く述べられ、弁護団はもとより、傍聴席にいた障害者、支援者が勇気付けられました。

(2) 石口弁護士は、裁判官に向けて、なぜこの裁判を起こしたのかについて、障害者の共同作業所との関わりや原告のAさん夫妻との関わりのこと、障害者自立支援法が憲法違反であること、負担軽減措置がまやかしであること、この裁判で司法が果たしてほしい役割について述べられました。

(3) 紅山弁護士は、原告らがこの裁判で請求する内容について、障害者自立支援法が、障害者が利用した支援にかかる費用について、原則として1割を自己負担と定めているが、この応益負担制度が原告らの生きる権利を侵害していることを訴えるのが目的であるなどと述べられました。

(4) 竹下弁護士は、全国の裁判の原告たちは、障害者自立支援法への強い憤りから本件訴訟に及んだものであり、プライバシーを犠牲にしてまで提訴を決意したこと、裁判所はそうした原告たちの思いを受け止めて、審理に臨んで欲しいことなどを述べました。

 
次回期日は4月23日午後1時30分~ 304号法廷です。
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